未成年の携帯ユーザーが有害サイトを観覧できないようにする「フィルタリング」について、総務省が「過剰な規制」として待ったをかけました。
NTTドコモなどは、自社が認定する「公式サイト」だけ閲覧可能とし、他の「一般サイト」にはアクセスさせない方式を勧めているが、これでは健全な一般サイトまで利用できなくなる恐れがあるからだ。
問題視されているのは上記の理由からということですが、実はフィルタリング方式にも問題があります。フィルタリング方法には以下の2通りがあるのですが。
- ブラックリスト方式 登録した有害サイトのアクセスを防止する。
- ホワイトリスト方式 登録した公認サイトのみのアクセスを許可する。
このホワイトリスト方式だと、一般サイトはほぼ死滅してしまいます。これって、ちょっとした強行(凶行)手段なんじゃないの?という見方のようです。確かに、公式サイト入りしていないサイトには死活問題。
さらに、もう一つ大きな問題があります。
携帯キャリア3社がフィルタリングに使うURLリストは、ネットスター1社のデータのみだということです。一度フィルタリングされてしまうと、3キャリア全てからアクセスができなくなる恐れがあります。
キャリアは、このフィルタリングのリストを使ってキャリアが有害サイトを指定するわけなんですが、この分け方が大雑把だということも言われています。無料のレンタルBBSなどは一々登録してられないので、一まとめに有害に分類されたりという状況らしいです。(あくまでも又聞きですが)
もし自分のサイトが有害にされていたら?
下記のツールでサイトが有害サイトに認定されていた場合、清廉潔白なサイトであれば、ネットスターもしくはキャリアに連絡してくれたら善処するとのことです。でも、時間はかかりそうですね。
[ CNET Japan ]