現在のドコモのワンセグ機種「P901iTV」は、購入や機種変をして解約して白ロム化してもワンセグは試聴できるという仕組みのようですが、これをする人や、白ロム業者の転売などが出てきたので、来年の春モデルからは解約するとワンセグも見れなくする機種になるとのこと。
業界関係者によると、ドコモの仕入れ価格は6万円以上するが、ドコモが販促費を販売代理店に支払っているため、小売価格は2万円程度だ。端末の販売だけでは赤字で、通話料と基本使用料で費用を回収する形になっている。
ところが、契約直後に解約し、端末を“携帯テレビ”として使う利用者が出てきた。対策を検討してきたドコモは、現行機種のソフト改良は時間と費用がかかるため、新機種の導入で対応することにした。
ワンセグ携帯端末はソフトバンクとKDDI(au)も計4機種を発売しているが、両社は解約すると自動的にワンセグを見ることができなくなる仕組みだ。ドコモは「比較的高価な機種なので、すぐに解約してテレビ機能だけを使う利用者は少ないと考えていた」(プロダクト部)という。
[ YOMIURI ONLINE ]