東京都生活文化局は、1,000円以下で販売されている携帯電話用のストラップや指輪などのアクセサリーを調査した結果、高濃度の鉛が検出されたと発表。先日、子供用のアクセサリー類に高濃度の鉛が含有されているというニュースがありましたが、調査した物にストラップも含まれていたようです。
調査した物は、100〜1,000円までの価格帯で販売されている携帯ストラップや指輪、イヤリング、ネックレスで、中国製が52個、韓国製が12個、タイ製が3個、台湾および日本製が2個。そのうち32個は50%以上という高濃度で、鉛検出量が多い順に携帯ストラップ、ブレスレッド、イヤリング(ピアス)となっている。
生活安全局では「デザインが複雑な部位に鉛を使った合金が多く用いられている」と指摘。
【鉛中毒】
鉛中毒は体内に取り込まれた鉛が消化液と触れ溶け出し、吸収されておこる中毒。赤血球の崩壊により、血中ビリルビンが過剰となり、黄疸を主徴とする症状がでるようで、その他、下痢、嘔吐、緑や黒の異常便、多飲、、呼吸困難、神経麻痺、神経症状(けいれん、斜頸、抑鬱、睡眠など)
中毒で起こりやすい症状として、緑色や黒色の下痢、嘔吐、食欲減退、多渇多飲が必発で、時に血便、貧血、運動麻痺、痙攣が認められる。
幼児やペットなど体が小さい場合、発達中の神経系は最も障害を受けやすいため少量の鉛でも致命的になる場合が多く、非常に危険です。
[ ケータイwatch ]